オレンジ色の髪の女はぼくを抱くようにしてかばっている。
しばらくはテレポートで逃げようとしていたが、網がかかりそうになってきているのに、なおもその女はぼくをかばっている。


自分が危険な目にあうかもしれないのに、その女はぼくを必死で守っている。
茶色で長髪の男は「ヒカル、そのケーシィを抱えてかばったままでもいいから早くオレのところへ逃げろ!」と
ヒカルとかいう女にうながす。 ヒカルとかいう女は網がギリギリのところにせまったところで
かばった姿勢のまま立ち上がって、茶髪で長髪の男のところまで何とか網をよけて逃げたが、
そのまま、右手でぼくを抱えたまま、網を投げ捨てる。 グレノらは逃げていった。


茶髪で長髪の男は「おい、ヒカル大丈夫か!! ケーシィもヒカルも無事でよかった!」といい、
ヒカルとかいうその女は「大丈夫だ、ルオヤ。 ケーシィは守れたし、網もよけることができたからな」と笑いながら言う。
この女と、ルオヤという男なら一緒にいてもいいかもしれない。 
だが、一緒に逃げてきたポケモンたちはどうするんだとも思う。


ヒカルとかいう女は「大丈夫か、ケーシィ」という。 ぼくは「大丈夫だ」と言った。
「どうするケーシィ、あんたの好きなようにしたらどうかな」と言ってきた。
ぼくは一緒に逃げてきたポケモンたちに確認をした。 その二人は名残をおしみながらもOKしてくれた。 
ぼくは「ぼくは一緒に行くぜ」と言った。 ヒカルとかいうその女は「賛成だ! 名前は何にしようか。 
オレはアイがいいと思うが」と言った。 その名前はうれしかった。
「いい名前だ」とぼくは言った。 ヒカルは「よし、決まりだ!」と言った。


ヒカルはホウエンのミナモシティからカントーのマサラタウンに引っ越してきて、ライバルとお互いにスキになり、
ルオヤはルオヤのライバルとホモだそうだ。