ワカバタウンのウツギ研究所の敷地内にある、ひろーい草原。 「バクフーンっ!!!」 私、メガニウムは現在「恋」をしています。 相手はバクフーン。とあるトレーナーのパートナーなの。 バクフーンのパートナーとアタシのパートナーは幼馴染み。 アタシ達は、シロガネ山で初心者トレーナー用のポケモンとして育てられた。 まだまだ片思いだけど、がんばるわ!だけど…。 「バクフーン!」 …来たわね、アタシのライバル。 「ぉ、メガニウムにオーダイルじゃん。」 「…何であんたが来るのよ。」 「俺だってバクとあそびたいー!」 バクってのはバクフーンのニックネーム。 くそー、アタシだってまだ「バクフーン」としか呼んでないのに! 「チッ。」 アタシは軽く舌打ちした。するとオーダイルはバクフーンに聞こえないよう言った。 「俺とアイツの恋を、アンタ如きに邪魔されたくないしな。」 な、なんだとー!?♂同士で、無二の親友だからって…。 ん?♂同士?…そっか! 仮にオーダイルがバクフーンを好きでも大丈夫なんだ! だってその恋が実る確率は、ゼロに等しいんだもの!!! ふふふ…負けないわよ…。 バクフーンの…あの人の恋人に相応しいのはアタシなんだから…。 アンタなんかに死んでも負けるもんですか!!! コレを見ていた回りのポケモン… 〜END〜 っと、恋するポケモン「メガニウム」の誓いでした。 |