基本的には人間は信用できない、でも君となら…


暗やみからの脱出と光

あれは二ヶ月前のことだった。
ぼくは二四番道路で昼寝をしていた。
草むらの中でぐっすり寝ていてふと目が覚めたら夕方でしかも黒ずくめのやつが三人いた。
二人は女でもう一人は男だった。


緑色の髪の女だ。
「おい、リヅコ、あそこにケーシィがいるぞ。」
リヅコとかいう金髪で赤いメッシュの入った女は、不気味な笑みを浮かべてこう言った。
「グレノ、ケーシィか、珍しいポケモンだな。 進化すればユンゲラーになるとか聞いたぜ。 おい、ゲクス、捕獲するか?」
緑色の髪の女はグレノというやつだという。
ゲクスとかいう水色の髪で茶色の眉毛の男は、にやにやしながら言う。
「オレも賛成するぜ。 強いポケモンはロケット団のために存在する、やるぞ」


イヤな会話だったのでテレポートで逃げようとした。
その瞬間にオリが被せられ、カギをかけられ、さらにトラックに入れ込まれ、閉じ込められてしまった。
ぼくは逃げようと暴れるが、すでに遅かった。 このときから人間を信用できなくなったんだが…。